【Q&A】椎間孔狭窄(きょうさく)症の痛みは良くなる?

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去年の9月から左足の太ももの前の筋肉が張り、足のしびれがありました。整形外科でMRI検査を受けたところ、椎間孔狭窄症と診断されました。まだ若いので手術はせず、痛み止めをのんで様子を見る保存療法となりました。珍しい病気なのかネットで調べても情報が少なく、このまま痛い状態が続くのかと毎日悩んでいます。
(30代 女性)

専門家による回答

脊椎の椎間関節には椎間孔という穴が開いており、そこには神経が通っています。椎間板の減少や椎間関節の変形によって椎間孔が狭くなり、神経を圧迫するのが椎間孔狭窄症です。足のしびれや痛みが起きて脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどに似たような症状の病気です。

椎間孔という穴が開いておりそこには神経が通っている

保存療法を行なっているということで、外科的手術を行うほどの重篤なものではないでしょうから、薬だけでなく運動療法を行なってみてはいかがでしょう。椎間関節に問題があるタイプの人と同じ、四つばい正座というエクササイズがおすすめです。
また、太ももの前の筋肉が張っているとのことでした。この筋肉が緊張して固まっていると骨盤が前に傾き、腰の骨が反って椎間孔がさらに狭くなってしまいます。
太ももの前の筋肉のストレッチも合わせて行ってみてください。

しびれや痛みを和らげるタイプ別のエクササイズ 椎間関節タイプ編(脊椎間狭窄症など)

(2023年1月30日(月)~2月2日(木)放送関連)