【Q&A】眼圧を下げる点眼 心療内科の薬を服用しているが大丈夫?

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強度近視です。視神経が生まれつき傷つきやすく、視野欠損も起きています。
眼圧は正常なのですが、これ以上眼圧が上がると視野欠損の進行が早まるため、眼圧を下げる点眼を行っています。
一方、心療内科の病気の薬も服用しており、その薬は眼圧を高める可能性があるそうです。
この薬とどのように向き合っていけばよいでしょうか。
(50代 女性)

専門家による回答

強度近視の場合は、薬を併用しても大丈夫です。

強度近視で眼軸長が伸びてしまうと、視神経の病気にかかりやすくなります。質問された方は緑内障の症状である、視野欠損が起きてしまって、その進行を止めるために眼圧を下げる点眼を行っているということのようです。さらに、ご相談の方は、生まれつき視神経が細くて傷つきやすいということなので、眼圧が正常範囲でも、薬で眼圧を下げることが必要になります。

ただ、強度近視の方は、眼球の前の方にある「前房」という水を貯めておくスペースが深く、薬の作用で眼圧は上がりにくい傾向があります。そのため、眼圧を下げる薬と心療内科の薬を併用しても大丈夫です。

(2022年12月8日(木)放送関連)