【Q&A】成長ホルモンと睡眠の関係 眠り始めに深睡眠に入るには?

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成長ホルモンは、就寝後に一度起きるとそれからは分泌量が減ると聞きましたが本当でしょうか?(30歳代 女性)

専門家による回答

成長ホルモンは年齢にかかわらず分泌されている物質で、体の成長を促すだけでなく、代謝の調節や免疫機能を維持するなどの働きがあります。成長ホルモンは、眠り始めの前半4分の1くらいの時間帯に起こる、深睡眠(しんすいみん)という段階のときに多く分泌されます。そのため、眠り始めの時間帯に深く眠れていないと成長ホルモンの分泌量が減る可能性があります。寝床に入る前にソファなどで寝落ちやうたた寝をしてしまうと、寝床に入ってからの睡眠が浅くなるおそれがあるので、できるだけ避けるようにしましょう。
しかし、その後にぐっすりと眠れているようであれば、深睡眠に入るタイミングが遅いだけかもしれませんので、あまり気にし過ぎないほうがよいでしょう。

(2022年7月11日(月)~14日(木)放送関連)

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