【Q&A】50年前に発病 いま気をつけることは?

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川崎病が公になって間もない1968年か69年頃に川崎病を発症した者です。当時、後遺症についてまだ明確に言われていなかったため、番組内で言われた「血管を傷つけない生活」を特に心がけることなく大人になりました。以前、この病気を経験した人が高齢になったデータがないためどうなるかわからない、という情報を見たことがあります。今後、年をとっていくなか、日々の生活で気をつけるべきことはあるのでしょうか?定期的な検診などは必要でしょうか?可能性として、どのようなこと(症状)が起こりうると考えられるのでしょうか?(48歳 女性)

専門家による回答

川崎病の冠動脈合併症がエコー検査などで簡便かつ正確に検査できるようになったのはこの40年程です。それ以前に発症した方たちは急性期に充分な合併症の検討ができていない可能性があります。熱が長く続いたなどの重症例であった可能性のある方は一度循環器内科を受診され冠動脈の検査をされることをお勧めいたします。

(2016年5月25日(水)放送関連)