人は自分の利益や満足のために、周りに迷惑をかけたり傷つけたりすることがよくあり、そのために私は人と関わることに喜びを感じられず、ひどく疲れてしまいます。人と関わって生活するよりも、ひきこもるほうにメリットがあるのではないでしょうか？

専門家による回答

「外に出たくない、ひきこもりたい」という気持ちは、誰もがどこかにもっているものだと思います。ただ、多くの人はそうした気持ちをもちながら、それを言葉に出さずに、人づきあいをしている部分もあるのでしょう。今の社会は、そういう気持ちをなかなか表に出しにくくなっている面があるのかもしれません。
やや抽象的な答えになりますが、部屋にひきこもるのではなく、社会で人の中にいながら“自分の世界”にひきこもっていられる能力というものが、今後は大事になるのではないでしょうか。「人と違っていても、ありのままの自分で外の世界にいられる」という気持ちをもてるようになると、部屋にひきこもっていなくても、あまりつらく感じずに生活していけるのではないかと思います。

（2020年11月23日（月）～26日（木）放送関連）