【Q&A】手根管症候群の手術が心配 ピアノは弾ける?

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手のしびれが15年ほど前からありましたが、指も動くし……と思いそのうち治るだろうとあまり気にしていませんでした。長年、良くなったり悪くなったりの繰り返しですが、この所、しびれる回数・痛みの時間が増えてきました。ピアノを弾いている時に指先が冷たくなり感覚がなくなりました。手を上に上げて振ると治り、また少し弾くと痛くなる。4月には夜中に痛くて目が覚め不安になりました。5月は夜中の痛みがなくなってしびれも減少しました。手根管症候群は、手術をするとよいといわれていましたが、ピアノが弾けなくなるようなことはないでしょうか?(どうしてもピアノを弾かなければなりません)
親指付け根の筋肉が一度痩せると、リハビリなどでの復活はありますか?(65歳 女性)

専門家による回答

手根管症候群で手術を行った場合でも、ピアノを弾くことは可能です。手術のやり方にもよりますが、手術後3~6か月程度経過すれば可能になると思います。手根管症候群で親指の付け根の筋肉(母指球筋)が痩せてくる・萎縮すると、リハビリだけでもとに戻ることはほとんどありません。萎縮がひどくない場合には、手術でもとに戻ることが多いので、手術をお勧めします。

(2016年6月13日(月)~15日(水)放送関連)