【Q&A】喀痰検査やCT検査はどんな人におすすめ?

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喫煙や受動喫煙といったタバコの要因以外に、喀痰検査やCT検査でのチェックが勧められるのはどのような場合(職業歴、環境要因、遺伝など)でしょうか?(61歳 女性)

専門家による回答

肺がんの危険因子としては、喫煙以外では慢性閉塞性肺疾患があること、アスベスト、ラドン、ヒ素、クロロメチルエーテル、クロム酸、ニッケルなどの有害化学物質に曝露された職業歴、大気汚染(いわゆるPM2.5)などの環境因子、肺がんの既往歴があること、家族歴があること、高齢であることなどが知られています。そのような場合は、喀痰検査やCT検査でのチェックが勧められます。

がんの発症要因としては、遺伝や環境要因以上に、喫煙に加えて過剰なストレス、食生活の不摂生、アルコール多飲、運動不足、睡眠負債などの生活習慣の問題が重要です。生活習慣に大きな問題がある方にも勧められます。

(2019年4月1日(月)、2日(火)放送放送関連)