【Q&A】加齢黄斑変性の後遺症について

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加齢黄斑変性の後遺症について

10年前に光学力学療法で左目を手術しました。もともと両目とも視力0.1の近眼です。紫外線やブルーライトを防ぐ眼鏡に変え、ルテインを多く摂取するようにしたところ、6か月後にゆがみが少なくなり、両眼とも視力0.7(矯正)になりました。
ところが、左目で見ると物が大きく見え、正常な右目で見ると物が小さく見えます。そのためか、車の運転や読書していると、だんだんぼやけて見えるのです。見え方が元に戻るまで1時間近くかかります。左右差を少なくする方法があれば教えてください。(77歳 男性)

専門家による回答

元来近視をお持ちであるとのこと、強い近視でも加齢黄斑変性と同様の脈絡膜新生血管が発生することがありますので、その治療を受けられた可能性があります(ただし、光線力学療法は加齢黄斑変性以外には適応になっていません)。
視力が改善したのは幸いでしたが、物が大きく見えたり小さくみえたりする自覚症状は、加齢黄斑変性などの黄斑の病気の病状が落ち着いたあと、黄斑の網膜の中心の「形を見分ける細胞」の配列が乱れてしまった場合に生ずることが多いです。両眼で物を見る場合、左右の見え方のアンバランスがあり困っていらっしゃるとのことですが、残念ながら網膜の細胞の配列を完全に元に治す治療法はありません。眼鏡の度数の調整で何とかなりませんかという相談もよく受けますが、それも大きな効果がありません。
なお、質問の方は、両眼とも視力が0.7あるので当てはまりませんが、視力が極端に悪くなった眼が健常な眼の見え方を阻害する場合には、場合によって視力が悪い方の眼を遮蔽する方法を用いて良いほうの眼だけで見るという方法があります。