【Q&A】内視鏡検査が少し大変 今後も受けるべき?

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3年前、大腸内視鏡検査を行ったところ、良性のポリープ「腺腫」が2個発見され、無事切除してもらいました。
その後も、再度、大腸内視鏡検査を勧められましたが、20代の頃より毎年行っている便潜血検査では一度も問題なかったので、検査を受けるべきか迷っています。
再度、大腸内視鏡検査を受けるべきでしょうか。検査が少し大変です。(56歳 男性)

専門家による回答

ポリープ(腺腫)は、高齢になるほどできやすく、一度腺腫が認められた方はいずれまた腺腫ができる可能性は高くなります。その一方、腺腫が発育するスピードは遅く、直径が2倍になるのに数年以上かかるとされています。
ですから、毎年内視鏡検査を受ける必要はないのですが、間隔が少々あいても末永く検査を続けることが大事です。3年から5年ほどの間隔で大腸内視鏡検査を受けるのが一法ですが、体に負担のない便潜血検査で代用する考え方も悪くありません。ただし便潜血検査の場合は毎年受診し、陽性となったら大腸内視鏡検査を受診して下さい。

(2018年1月22日(月)放送関連)