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梅毒3期と4期の治療法の説明がありませんでしたが、この時期になったら手遅れということですか?(37歳 女性)
専門家による回答
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手遅れということではありませんが、より治療が難しくなることは確かです。
日本のガイドラインでは、ペニシリン内服の投与期間は、第1期は2~4週間、第2期では4~8週間、第3期以降では8~12週間が推奨されています。それだけ長期間に内服する必要があるということです。
米国CDCのガイドラインでも、2期までは1回の筋肉注射ですむところが、3期以降になると3回筋肉注射することが推奨されています。
また、治療で感染症がコントロールできても瘢痕(はんこん)や変形などの症状は完全には回復せず、動脈瘤なども、もとにもどるわけではありません。
(2018年2月15日(木)放送関連)