【Q&A】過敏性肺炎とぜんそくの違いは?注意すべきポイントを解説

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ぜんそくを持っています。肺炎のシリーズを興味深く拝見しました。
症状や原因をみていると、とてもぜんそくに似ていると思ったのですが、ぜんそくと肺炎を見分けるには、何が一番の違いになりますか。またぜんそくから肺炎になることがあるのか、ぜんそく患者が肺炎に対して気を付けたほうがよいことがありましたら教えてください。(48歳 女性)

専門家による回答

今回の放送で説明したアレルギー性の肺炎(過敏性肺炎)とぜんそくの症状はよく似ています。ただ、過敏性肺炎では熱が出ることがありますが、ぜんそくではまず熱は出ません。
ぜんそくでは、ゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)が聴かれますが、過敏性肺炎ではそれがありません。ぜんそくから直接過敏性肺炎になることはありませんが、同じ抗原(アレルゲン)でぜんそくにも過敏性肺炎にもなります。
最後に、ぜんそくも過敏性肺炎も環境中の抗原(アレルゲン)が原因となる病気です。それらはホコリなどに含まれていることが多いので、部屋のお掃除を頻回にすること、空気清浄機を使うなど日頃の管理が必要です。

(2018年1月18日(木)放送関連)

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