【Q&A】腱板不全断裂で動作によって痛み 63歳だが手術は可能?

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MRIの結果、腱板不全断裂の診断を受けました。
リハビリをしながら、1か月前に1度のステロイド注射の後、痛みは軽減しましたが、やはり腕の動かし方によって痛みがあり、これからの生活の質の低下が不安です。
63歳ですが年齢的に手術をしても、体力的にも術後の回復が好ましくないことはありませんか?(63歳 女性)

専門家による回答

リハビリと1回のステロイド注射で痛みが軽減したことはよい経過だと思います。ただし、腱板不全断裂は特に滑液包側(上側)の場合、完全断裂よりも肩峰[けんぽう]と靭帯[じんたい]の屋根の下に滑り込む時に引っかかりやすく、症状が再燃しやすいことがあります。
しばらくは、現在の治療で様子をみられて、数か月後にMRIを撮影していただき、断裂が拡大していないか確認してください。番組内でもお話したように、腱板断裂は一旦生じると自然治癒する可能性は低く、現状維持か拡大します。
今後、痛みが日常生活に支障をきたすほどに再燃したり、腱板断裂が明らかに拡大したりするようでしたら、手術による腱板修復を検討する必要があります。 63歳という年齢は大きな合併症がなければ、手術する年齢として、決して体力的なことを心配する必要はありません。

(2017年4月12日(水)放送関連)

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