【Q&A】カルシウムとりすぎの悪影響は?サプリメントの副作用について

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病院で骨密度を測定したところ、大腿骨の骨密度が同年代と比較して70%との結果でした。判定欄には「要精検」と書かれていましたが、医師によると年齢的にはまだ薬をのまなくてもいいとのことで、自分なりに食事やサプリメントでカルシウムを積極的にとるようにしています。
質問ですが、カルシウムのとり過ぎによる悪影響はあるのでしょうか?あるとすれば、どのような影響なのか教えてください。また、サプリメントでカルシウムをとる場合の注意点についても教えてください。(45歳 男性)

専門家による回答

平成27年の調査での日本人成人の平均のカルシウム摂取量は1日509mgですが、耐用上限摂取量は1日2500mgです。これは牛乳でおよそ2.5Lの量になります。食品でとる場合は、この耐用上限摂取量を超えなければまず安全と言えますが、サプリメントなどでとる場合は、急激にカルシウムが吸収された際の心臓への負担が心配されるため、1回あたり500mgまでにしておいた方が安全と言われています。
さらにカルシウムのとり過ぎは、尿に出て行くカルシウムも増やしてしまうので、腎臓結石、尿路結石などの危険が高くなります。

(2017年3月8日(水)放送関連)

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