【Q&A】好酸球性副鼻腔炎の手術 具体的な効果は?

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好酸球性副鼻腔炎で、アレルギー内科と耳鼻科の2か所に通院しています。現在は喘息の症状はないのですが嗅覚障害があり黄色い鼻水が常にでる状態です。耳鼻科の医師から手術をすすめられています。個人差もあると思いますが、手術後は何がどう改善するのでしょうか。(60歳 女性)

専門家による回答

好酸球性副鼻腔炎には手術(内視鏡下鼻内副鼻腔手術)が有効で、嗅覚障害や黄色い鼻汁の改善が期待できます。ただし好酸球性副鼻腔炎は指定難病で、再発しやすいので、薬物療法を十分に行う必要があります。
ステロイド鼻噴霧薬や抗ロイコトリエン薬のモンテルカストなどが有効です。また喘息の症状が無くても喘息治療が不十分な場合がしばしば認められ、喘息治療が適切か調べることを勧めます。
喘息の治療が不十分な場合、適切に強化すると好酸球性副鼻腔炎の嗅覚障害や鼻汁の改善が期待できます。

(2017年2月22日(水)、23日(木)放送関連)

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