【Q&A】副鼻腔炎・鼻たけ 手術や薬物療法、再発について

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私はいぜん25年間慢性副鼻腔炎と鼻茸に苦しみました、また喘息患者でもあります。
35年前、副鼻腔炎と鼻茸の手術を受けましたが、すぐに元に戻ってしまいました、鼻茸は鼻腔から外に出てくるほどで、指で中に押し込んで生活してました、25年間とても辛い生活(呼吸)でした。
数年前大学病院で、喘息があるため手術を拒否され、何げんもの町医者にかかり、鼻茸を引きちぎってもらってましたが、余りの痛さに医者を転々として、最後の町医者の所で、ナゾネックスという鼻腔からの吸入薬で、一気に鼻茸が消え(まだ残っているかもしれませんが)、今では鼻で呼吸ができます。
またいつか鼻茸が鼻腔を埋め尽くすのでしょうか、教えてください。
どうぞよろしくお願いします。(64歳 男性)

専門家による回答

喘息をもっている方の慢性副鼻腔炎は、好酸球性副鼻腔炎の可能性が高いです。好酸球性副鼻腔炎は手術療法と薬物療法の併用で治療しないと容易に再発します。
適切な薬物療法を行わなかったために何度も手術療法を要したと考えられます。基本的に好酸球性副鼻腔炎は喘息と同じ病態ですので、喘息治療の基本が吸入ステロイド薬であるのと同様に、好酸球性副鼻腔炎にもステロイド鼻噴霧薬が第一選択薬です。
ですから、そのナゾネックス(ステロイド鼻噴霧薬)が著効したと思います。ナゾネックスを使用し続けることをお勧めします。

(2017年2月22日(水)、23日(木)放送関連)

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