【Q&A】抗不安薬の副作用でふらつき?ベンゾジアゼピン系抗不安薬の影響か

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3年前から不安による動悸(き)があり心療内科に通っています。以前、ベンゾジアゼピン系抗不安薬(短時間型)をのんでいましたが、のみ始めてしばらくすると歩行に変化が現れました。現在は別のベンゾジアゼピン系抗不安薬(長時間型)をのんでいますが、ふらつきがあり、とぼとぼとしか歩けず、ひとりで買い物にも行けません。薬の影響でしょうか。パーキンソン病を疑い検査を受けましたが、問題はありませんでした。(69歳 女性)

専門家による回答

抗不安薬による筋弛緩作用で、筋力や歩行能力が低下することはあります。現在の処方薬でも同様の症状があるのであれば、そのような副作用の少ない抗不安薬に変更できないか担当医に相談してみてください。また、パーキンソン病でなくても加齢に伴い筋力が低下するサルコペニアという病気は高齢者に多くみられます。薬も関係しますが、運動と栄養が重要ですので、その点も相談してみてください。

(2016年4月25日(月)、26日(火)放送関連)