【Q&A】突発性心房細動から持続性心房細動へ移行する割合は?

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5年前に突発性心房細動と診断され、現在、抗凝固薬を朝、夜2回服用しております。(生活習慣:飲酒、喫煙習慣なし)
この治療を継続すれば脳梗塞発症の確率はどの程度低減されるのでしょうか?
自分で脈拍を測れば、心房細動が発生しているのを確認できるのでしょうか。
できるとしたらどのような状態になっているのでしょうか?(例:脈拍が200回以上)
突発性心房細動から持続性心房細動に必ず移行するものでしょうか?(58歳 男性)

専門家による回答

抗凝固薬を服用した場合、服用しなかった場合に比べて、およそ60~70%脳梗塞の頻度が減少するとされています。
自分で脈拍を見る場合、心房細動の特徴は必ずしも脈が速いわけではなく、「まったく不規則になっている」ことが特徴です。慣れた方は、ご自身で確認できますが、日ごろから正常の脈を触れていないとわかりにくいでしょう。
突発性(発作性)心房細動から持続性心房細動への移行は、年間約5%で生じ、長い年月で見れば多くの方がやがて持続性心房細動に移行すると考えられています。

(2017年1月9日(月)〜12日(木)放送関連)

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