【Q&A】高血圧と脂質異常症、心房細動で受診 治療と薬の指示について

更新日

20年前から高血圧と脂質異常症、3年前から心房細動があり、内科から5種類の薬が処方されています。さらに今年1月、神経内科で軽度認知障害と診断され、2種類の薬が処方されるようになりました。内科の薬の1つダビガトラン(抗凝固薬)は「血液をサラサラにする薬」、神経内科の薬1つシロスタゾール(抗血小板薬)は「脳の血流を促す薬」と聞いたので、神経内科の医師に2種を併用してよいのか質問したところ、ダビガトランをやめるよう指示されました。しかし、これを内科の医師に伝えると「現在認知症の症状がないので、神経内科の薬は必要ない」と反論されました。どう対応したらいいのでしょうか。今のところ内科の医師の言うとおり神経内科の薬は服用しないようにしています。(73歳 女性)

専門家による回答

患者が意見の異なる二人の担当医の板ばさみになることは避けたいですね。このようなケースでは口頭ではなく、診療情報提供書を書いてもらうこと(費用は発生します)、それでも明らかに双方の意見が違う場合は、セカンドピニオン(この場合、サードオピニオン)を求めるのがよいでしょう。納得のいく説明をしてくれる医師を信頼していくしかないですね。

(2016年4月25日(月)、26日(火)放送関連)