【Q&A】腰部脊柱管狭窄のブロック注射と手術 長所と短所は?

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脊柱管狭窄でストレッチや運動などを行ってきておりましたが、通院している整形外科で、手術をすすめられました。
ブロック注射はまだ行っておりません。ブロック注射をまず行ってから手術でもいいのか、それとも手術だけ行った方がいいのか、それぞれのメリット、デメリットを教えてください。(75歳 男性)

専門家による回答

手術を早めに検討したほうがよいかは、腰部脊柱管狭窄のタイプによります。馬尾[ばび]型の場合、長期間続くと、神経の障害が元に戻らず、後遺症や将来寝たきりになってしまう可能性があります。もし頻尿や尿漏れなどの排尿障害があり、すでに重度になっている場合、早めの手術がすすめられます。
馬尾型ではなく、神経根[しんけいこん]型の場合は、後遺症や寝たきりのおそれは少ないため、必ずしも手術を行わなくてよいケースがほとんどです。神経ブロックは、神経のそばに局所麻酔薬を注射して痛みをとる方法です。神経根型の場合は効果的なことが多いため、試す価値があります。
ただし、神経根型でも、のみ薬や神経ブロックでは痛みが十分抑えられず、仕事ができない、痛みが原因でうつ状態になりかけているなどの事情により、すぐにでも状態を改善したい場合は手術を考えることがあります。
手術の場合、体への負担があり、1~2週間の入院が必要になります。また、まれに合併症を起こすことがあり、動脈硬化がある人は脳梗塞を起こすことがあります。
必ずこうした説明を受けて納得した上で、手術を決断することが大事です。

(2018年7月2日(月)〜5日(木)放送関連)