【Q&A】内視鏡切除ESD後に食道が狭窄(きょうさく) 効果的な治療法は?

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食道がんで内視鏡切除(ESD)を行いましたが、その後食道の狭窄が始まり、定期的な拡張を3年ほど続けております。根治する治療方法はないでしょうか。
よろしくお願いいたします。(73歳 男性)

専門家による回答

内視鏡治療ESDでの切除範囲が大きい場合、難治性の狭窄となる場合があります。定期的な拡張で狭窄の改善が得られない場合、一部の施設においては、難治性狭窄の原因となっている瘢痕〔はんこん〕を内視鏡的に切除する方法(radial incision and cutting : RIC法)が試みられています。
根治する方法としては、最終手段として外科手術で狭窄した食道を切除する方法がありますが、適応については主治医と相談して慎重に検討する必要があります。

(2017年7月10日(月)、11日(火)放送関連)

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