【Q&A】言いたいことと別の言葉が浮かぶ・これはアルツハイマー病?

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10年前から、言い間違いはありましたが(例:バイクを自動車など、同じ種類での言い間違い)最近では、心の中で思う言葉でさえも間違えます。(例:『暖かい』と言いたいのに、『痛い』と浮かんできてしまいます。)この症状は、アルツハイマー病でしょうか?(56歳 女性)

専門家による回答

一般的に、アルツハイマー病は、もの忘れで発症することが多いですが、一部の方の場合、言語の症状で発症し、その後、もの忘れなどの症状が出てくる場合もあります。そうした場合、言語の症状としては、言葉が出にくい、漢字がうまく書けないといった症状が多くみられます。ご質問にあるような、「10年前から同じ種類の違う言葉が浮かんできて言い間違えてしまうことがある」といった症状と経過は、アルツハイマー病らしくないとは思われますが、専門医を受診され、言語面やその他の認知機能について診察や検査を受けることをお勧めいたします。

(2016年12月5日(月)放送関連)

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