【Q&A】運動療法と認知行動療法以外の治療は?

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1年前から右腕が「テニス肘」で日常生活に支障が出ています。テニスのような運動は全くしておらず、原因は不明です。
最寄りの整形外科に通いましたが、痛み止めとサポーターを渡されストレッチを教わりました。しかしながら治らない上にきちんとやっているのにも関わらず、受診するたびに医師に何だかあきれられるだけで、それ以上の治療も大病院への紹介状も断られました。
一生このまま右手に不自由を抱えるかと思うと不安です。こういう場合でも運動療法と認知行動療法しかありえないのでしょうか。認知を変えたとしてもやはり痛いものは痛いです。ストレッチをしても痛みは軽減してきません。ブロック注射は固定して安静するだけでやはり原因不明であれば再発すると考えられます。(43歳 女性)

専門家による回答

「テニス肘」は中年以降にみられることが多く、肘への過度な筋の負荷が要因で引き起こされていると考えられており、中にはテニスなどの運動もしていないのに「テニス肘」というケースもしばしばみられます。この機械的な筋の負荷に加えて別の要因(筋腱[けん]組織の短縮、組織そのものの加齢変化などの影響など)が考えられています。テニス肘用のサポーターをしっかりつけること、温熱で温めておいてストレッチングを行うことが基本です。

(2016年8月11日(木)放送関連)