【監修:東北大学 黒澤一(くろさわ・はじめ)教授】
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺の呼吸機能が低下していく病気で、主に喫煙が原因となって起こります。たばこの煙に含まれる有害物質を吸い続けることで、肺に炎症が起こり肺の組織が徐々に破壊されていきます。一度破壊された組織は元には戻りません。
初期は症状はほとんどありませんが、次第に坂道や階段を上るときに息切れするようになり、進行すると平地を歩くだけで息切れが起こるようになります。さらに進行すると、座ったり寝たりしている安静時でも、呼吸が苦しくなるようになります。
いますぐできる!COPD(慢性閉塞性肺疾患)チェック

喫煙者や過去に喫煙歴がある人がCOPDを発症している可能性があるかどうかを簡単に調べる方法が、2017年に発表された下記の『COPDチェック』です。
以下の5つの質問項目で、あてはまるものを選んでください。
あなたがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を発症している可能性

この質問項⽬はCOPDの診断の補助として実際に医療機関で用いられている質問票と同様の内容です。
今回のチェックで判定が「高」だった場合、医療機関の質問票で同じ回答であれば、検査や治療を保険適用で受けることができます。
今回のチェックで判定が「低」でも、医師にCOPDの疑いがあると診断された場合は、検査や治療を保険適用で受けることができます。
具体的な検査内容などにつきましては、以下関連記事を参照ください。
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この質問項⽬はCOPDの診断の補助として実際に医療機関で用いられている質問票と同様の内容です。
今回のチェックで判定が「高」だった場合、医療機関の質問票で同じ回答であれば、検査や治療を保険適用で受けることができます。
今回のチェックで判定が「低」でも、医師にCOPDの疑いがあると診断された場合は、検査や治療を保険適用で受けることができます。
具体的な検査内容などにつきましては、以下関連記事を参照ください。