血液検査で気分が悪くなるあなたに!血液検査の上手な受け方

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採血の時に気分が悪くなってしまう「血管迷走神経反射」

採血をする時に気分が悪くなるのは、「血管迷走神経反射」と呼ばれる現象です。恐怖心や痛みなどで一時的にめまい、吐き気、失神などを起こす反応のことを指しますが、特に採血の場合には、針を刺したり血液を見たりすることが怖いという人に起こります。

体調が悪い時や脱水状態になっている時はなおさら起こりやすいことが知られています。以前の採血時に気分が悪くなったことがある人は、脱水状態にならないように気を付けましょう。また、採血の前に申し出てベッドで寝た状態で採血してもらうのもよいでしょう。

針がうまく刺さらない・なかなかうまく採血できないのはなぜ?

採血は腕の静脈から行いますが、その太さや深さは指紋のように人それぞれです。この血管が細かったり深かったりする人は採血が難しくなります。少しでも採血しやすくするためには、あらかじめ水分をよく摂って脱水状態でないようにしておくことです。もう一つは、採血の直前に使い捨てカイロなどで腕を温めておくと血管が拡張してとりやすくなります。

知ってる?血液検査の採血量

知ってる?血液検査の採血量

「採血が苦手」と感じる理由に、「大量に血を採られている」印象もあるのではないでしょうか。実は、血液検査はたくさん採っても20mLくらいです。その量はおよそ大さじ1杯(15mL)!案外少なく感じませんか?因みに献血の時には200mLや400mLを採りますから、その1/10以下の量です。

【コラム】喫煙者は要チェック! 血液検査の結果~白血球が多い~

血液検査の結果に異常があっても「自分の体質だから」と放置していませんか?でも、場合によっては命にかかわることがあるんです。中でも気を付けたいのが白血球の増加。白血球の基準値はおよそ3300~8700/μLですから、数値が1万以上になってくると高いと言えます。

原因の多くは喫煙です。白血球は体内で感染や炎症が起こっているときに増えるので、タバコの有毒物質が原因で体に慢性的な炎症が起きていると考えられます。数値が基準値より高いのは体からの良くないサインです。白血球増加がある人は心筋梗塞を起こしやすいとも言われています。数値を改善するためには禁煙しましょう。

慢性的な白血球増加ということで、もっと重大な病気もあります。「慢性骨髄性白血病」です。原因不明の白血球増加があれば、たとえ症状がなくても、一度は専門医の診断を受けましょう。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2019年4月号に詳しく掲載されています。

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