心不全ってどんな病気?入院1年以内に2割が死亡!?

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心不全とは

心不全とは"

心不全とは、「心臓の機能が低下して十分な量の血液を全身に送り出せない状態」のことです。

心不全になると命を失う危険性が高く、急性心不全で入院した人の約6%が入院中に亡くなり、約22%が1年以内に亡くなります。また、約16%の人が心不全によって再入院するといわれています。これは治療の難しいがんに匹敵します。

心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしていますが、心臓に酸素や栄養を送る冠動脈が詰まってしまったり、さまざまな原因で心臓の壁が厚くなってしまったりすると、そのポンプ機能がうまく働かなくなり、心不全になります。

心不全の原因

心不全の原因

心不全の主な原因は、心臓の病気と高血圧です。
一般的に高齢になるほど心臓の働きは低下していきます。そこに「狭心症・心筋梗塞」、「心筋症・心臓弁膜症」などの心臓の病気が加わると、心臓の機能はより悪くなってしまいます。

「高血圧」も心不全の主な原因の一つです。
健康な人の場合、心臓は膨らんで血液をためた後、縮んで全身に血液を送り出します。高血圧の人の場合、血管の壁に高い圧力が常にかかるので、それに耐えるために血管の壁が厚く、硬くなっていきます。すると、心臓はより強い力で血液を押し出さなければなりません。この状態が続くと、心臓の筋肉が厚くなり、伸び縮みしづらくなってしまいます。すると、全身からの血液が心臓に十分入らず、送り出す血液も少なくなってしまいます。これが高血圧による心不全のメカニズムです。高血圧の人は現在、約4300万人もいるといわれています。

心不全の原因

心不全の患者は、超高齢社会において急激に増え続けると予想されており、専門家の間では「心不全パンデミック」とも言われています。

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