【動画でわかる認知症】思い出を今にいかす。回想法による認知症予防の効果

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動画でわかる認知症 認知症

※この映像はNHK認知症キャンペーンの一環として2015年から2016年に放送された番組です。

愛知県にある介護施設。この一角に何やらドラマのセットのようなスペースがあります。

「子供の頃何して遊んでた?男の人ってどんな遊びするの?」
「コマ遊びとかね」

ここでは古いおもちゃや道具を介護に活用しています。こちらの男性、コマを持つと...
皆さん懐かしい道具を手にするとイキイキと体が動き出します。

「さすが、手つきが違いますね」
「腕がいるのよ」

これは回想法と呼ばれるプログラムです。昔使った道具やおもちゃに触れると記憶がよみがえり、脳が活性化すると言われています。

回想法

「何級とったかな。でも今はだめだよ」

介護施設をまわり、回想法の指導をしている来島修志さんです。お年寄りが変化する様子を身近に見てきました。

「やはり、おしゃべりするとか体を動かすっていうことは、その方をお元気にして明るくさせる。ご自身の持ってらっしゃる不安とか、困った行動が改善されていくと言ったことも実感しております。」

回想法

「一番はじめは、一の宮って言ってね」
「歌があるの?」
「忘れた」
「一番はじめは、一の宮」

回想法のポイントは「見る」「聞く」「触る」といった五感を刺激すること。

回想法

「よう覚えとったわ」
「よかったな」

昔を思い出すことで自信を取り戻し、前向きになるといいます。介護をする人にとっても嬉しいですよね。認知症の専門家も回想法の効果に注目しています。

「回想法は毎週一回程度と継続することが大事なんですけど、3ヶ月程度を継続すると、前後の評価で認知機能の改善が図られると。ですから仲のいい人と30分喋ると会話すると回想法するということが、実は認知症の予防の一つの手段として可能性があると言えると思います。」

回想法

回想法に使えるのは道具屋おもちゃだけではありません。映像も役立ちます。

「これだ連想ゲーム」
「吉川さんだ 吉川精一」

おなじみのクイズ。番組当時の記憶が蘇ってきます。

「これ前ね(答えを)見ずにね。出すでしょう問題。やったこと記憶あるな」

気心の知れた人と、おしゃべりしながら一緒に見るのがお勧めです。こうした映像を使った回想法は、NHKのホームページでもご紹介しています。250を超える番組な年代や種類ごとにまとめられています。

回想法ホームページ

「昔を思い出す」

道具や映像を使った回想法。皆さんも是非一度試してみてください。