【ふつうってなんだろう? #4】フミヤ(20)のふつう

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ほかの人と感覚がちがうことで、周囲との差を感じてきたフミヤさん。そんな彼が、いま伝えたいこととは...
総合テレビ・Eテレで随時放送中

※この番組では、発達障害の当事者ご本人に、自らの独特な感じ方や周囲との摩擦の内容を語って頂き、その内容をアニメで表現しています。
表現の内容や方法は、当事者ご本人とアニメーターさんがやり取りをして、作っていきました。

いっしょに制作して

当事者・フミヤ(石井郁也)さんから

ものの感じ方について話すようになったのは、物語に登場する先生との出会いからでした。次第に「自分と同じ思いで苦しんでほしくない」という気持ちが強くなり、最近では、今、苦しんでいる子の気持ちを代弁したり、発信したりする活動もしています。今回、自分が見ている世界を、今津さんに細やかに表現していただけて、より多くの人たちとアニメーションを通じて新たに共有できる可能性を強く感じました。少しでも多くの人に知っていただけたらと思っています。

アニメーター・今津良樹さんから

フミヤくんの口から出る感覚の話に驚かされ、なんとなく「感覚過敏」という言葉だけで知った気にならないよう、映像では「分からなさ」を伝えることを意識しました。自分の体験だけでは決して理解しきれないことがある。まずはそれを知ることがスタート地点だと思いました。そして、自分と同じ境遇の子どもたちにとって少しでも過ごしやすい世の中になればと、強い気持ちで臨むフミヤくんを見てもらいたいと思いました。「枝を切り落とさないで」彼のこの言葉には多くのメッセージが込められていると思います。

アニメーション作家:今津良樹
東京藝術大学大学院映像研究科修了。修了制作「モフモフィクション」、サザンオールスターズMV「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」などを制作。