【ふつうってなんだろう? #3】サトシ(27)のふつう

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子どもの頃から人の気持ちを読み取るのが難しく、コミュニケーションで悩んできた支援員・サトシさんが、いま子どもたちと接するときに心掛けていることとは?
総合テレビ・Eテレで随時放送中

※この番組では、発達障害の当事者ご本人に、自らの独特な感じ方や周囲との摩擦の内容を語って頂き、その内容をアニメで表現しています。
表現の内容や方法は、当事者ご本人とアニメーターさんがやり取りをして、作っていきました。

いっしょに制作して

当事者・サトシ(金井塚悠生)さんから

「ふつうになりたい」発達障害の当事者なら成長の過程で、誰もが一度は抱く葛藤かもしれません。
私も、自分がふつうではないことに気づいてからは何度もそう思ったことがありました。でも、今私が仕事で、自分と同じ発達障害のお子様と接する中で感じたことは「ふつうになんてならなくてもいい」ということです。
ふつうではない自分の個性と、他人の個性をお互いに受け入れ合える社会に一歩ずつ近づけていけたらと考えています。

アニメーター・岡﨑さんから

サトシさんの話を伺って、「障害」って何だろう?とよくわからなくなった。
周りの人が簡単にできることが、彼にはできない。だから「ふつう」じゃない。
それは自分にも言えることではないか?
私だって接客の仕事が周りと同じようにはできず、バイトをクビになり続けていたけど、今、アニメをつくってなんとか生きている。
自分の周りにも、変わってる人なんてたくさんいる。そう考えると、切り分ける必要ってあるのだろうか。
今は居場所を見つけて、立派に仕事をしているサトシさん。
アニメを通じて、皆さんが「ふつうってなんだろう?」と考えるきっかけになればいいなと思います。

アニメーション作家:岡﨑恵理
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。卒業制作「FEED」が国内外の映画祭で数々の賞を受賞。現在、株式会社カーフに所属し、アニメーター・イラストレーターとしてCM等を手がける。