【発達障害の子を育てて⑦】濃い子育てをさせてもらっている 発達障害の子を育てて見えたこと

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子育てをしていくうちに、真紀子さんのなかで、発達障害に対し前向きに考えられる部分も出てきました。

「自閉の世界ってちゃんと寄り添えば面白いなっていうか。そんな風に感じてるんだ、だからこれが嫌だったんだね、とか、絡んだ糸が紐解かれていくのが爽快というか。見えなかったぐちゃぐちゃなものが見えた瞬間に、子供のことがまた一つ分かったっていうので、あーそっか、だからこれがダメだったんだね。分かった、もう大丈夫だよっていうことが増えるのが、楽しく思えるようになってきて。息子の世界も娘の世界ももっともっと知りたい。俯瞰して子どもたちを観察する目で見れるようになってから、ちょっと楽しめるようになってきた感じかな」

真紀子さんは、子どもと向き合うことで、自分の価値観も変わってきたといいます。

「私って結構"普通"にとらわれて生きてきた人間で、常識とか当たり前とか平均とか、そんな感じだったんですよ、若い頃。でも、うちの普通じゃない子どもたちがそれを木っ端みじんにしてくれたというか、関わっていると普通って何?みたいな感じのループにはまってきて、普通ってないんじゃないかなって思ってきたりとか、そういうのに向き合うことって今までなかったので。何で制服着るの?とか、何で同じことしないといけないの?とか、きっと普通の子を育てていたら通りすぎていたような、一つ一つの小さなことも密に向き合うことができたので、本当に濃い子育てをさせてもらっている」