【発達障害の子を育てて⑤】周囲に理解してもらえなかった

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真紀子さんは、娘の発達障害について周囲の人に伝えることを決心しました。

「とりあえずよく会う人、私のことも娘のことも知ってくれている人に、ちょっと言ってみようかなって。なんか診断がついたんだよって言ったら、『あ、そうなんだー。じゃあこういうのはどうしたらいいのかな?』とか、解決の糸口になると信じて、実は、って言ってみたんですけど...」

しかし、周りの反応は、真紀子さんが思っていたようなものではありませんでした。

「『あー、そうなんだ、大変だね』とか『発達障害って何?教えて?』みたいな反応ではなく、『そんなことないよ!大丈夫だよ!あんなこともこんなこともできるいい子だよ』って感じで、たくさん励ましてもらいました。ありがとうとはもちろん思いましたけど、そこから一歩前に行けないというか、そうなんだ、じゃあどうしたらいいかな?どうしてあげたらいいの?とか、こういうのはそうなの?みたいな話になる前に、『違うよ違うよ違うよー』って言われて、あれ?みたいな」

娘の発達障害について周囲になかなか理解してもらえず、次第に外出することも減っていったといいます。

「そこから本当に、何かこう、こっちから距離を...。別に相手のママさんとかお子さんとかに何かあるわけではなく、会いたくないってなったわけでもなく、ただ、娘を連れて共に出るということがもうしんどくなって。本当は理解してほしかったんですけど、全てがうまく私の思うような反応が返ってこなくて、こけてこけてこけてっていう時が一番しんどかったですね。周りへのカミングアウトが...」