糖尿病の急な変化に注意!すい臓がんを早期発見する方法とは

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糖尿病の急な悪化は すい臓がんが疑われる

糖尿病治療中
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すい臓がんを早期発見するために、チェックすべきことの1つは糖尿病です。60代男性の例を紹介しましょう。

男性は10年ほど前、糖尿病と診断され、のみ薬で治療していました。血液検査でわかる血糖の指標ヘモグロビンA1cは7%前後で、比較的軽い糖尿病でした。ところがある日、ヘモグロビンA1cが9.5%と急に悪化しました。
男性は「どうしてだろう」と首をひねるばかりでしたが、主治医は「もしかしたら、すい臓がんかもしれない」と考え、男性にすい臓がんの検査を受けるよう、すすめました。その結果すい臓がんが見つかりました。早期のがんだったため、すぐに手術し完全に取り除くことができました。

『すい臓がんの早期発見』についてはこちら

すい臓がんがインスリン分泌を障害

糖尿病とすい臓がん

糖尿病はすい臓がんとどう関係するのでしょう。

すい臓には、すい液という消化液を分泌するほかに、血糖を下げるインスリンというホルモンを分泌する働きがあります。すい臓がんが発生すると、その働きが障害されて、血糖が急に高くなることがあるのです。上で紹介した男性の糖尿病が急に悪化したのもそのためでした。同じように、高齢になって突然糖尿病を発症した場合も、すい臓がんが隠れている可能性があります。

実際、すい臓がんと診断される人の約4人に1人は糖尿病歴があります。糖尿病をチェックすることで、すい臓がんが発見できるケースは少なくないのです。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年8月号に詳しく掲載されています。

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