腰部脊柱管狭窄(さく)と末梢(しょう)動脈疾患が合併している場合の治療法

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腰部脊柱管狭窄と末梢動脈疾患の治療

合併していた場合の治療

「腰部脊柱管狭窄」と「末梢動脈疾患」、これら2つを合併している場合は、病気が重いほうの治療を優先します。

まず、腰部脊柱管狭窄による膀胱(ぼうこう)直腸障害などがあって、腰部脊柱管狭窄の方が重い場合は、腰部脊柱管狭窄の治療を優先して行います。

次に、末梢動脈疾患による足の潰瘍などがあって、末梢動脈疾患の方が重い場合は、末梢動脈疾患の治療を優先して行います。末梢動脈疾患は血液外科や循環器内科で治療します。

そして、腰部脊柱管狭窄も末梢動脈疾患も同じくらいの場合は、より命に関係しているのは、末梢動脈疾患なので、末梢動脈疾患の治療を優先させます。

腰部脊柱管狭窄と末梢動脈疾患が合併した
患者さんの症状と治療方法

2つが合併している患者さんの例です。

ある68歳の男性は、間欠跛行(かんけつはこう)と下半身の脱力感を訴え、病院を受診。
MRIで腰部脊柱管狭窄と診断されました。
その後、薬による治療とリハビリを2年間行いましたが、症状は悪化していったため、手術を受けることになり、別の病院を受診。その病院でABI検査を受けたところ、末梢動脈疾患であることがわかりました。

血管外科でステントを使って、末梢動脈疾患の治療を行ったところ、症状は改善。
腰部脊柱管狭窄の手術をする必要がなくなりました。

【関連記事】
★『腰部脊柱管狭窄の治療 薬?手術?』
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詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年7月号に詳しく掲載されています。

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