群発頭痛とは?目の奥が激しく痛む症状と原因まとめ

更新日

群発頭痛とは

群発頭痛とは

群発頭痛とは、頭の片側だけに、目の奥の辺りの激痛が起こるほか、目の充血、涙や鼻水が止まらないなどの症状を伴う頭痛です。20~40歳代に多く、とりわけ男性に多いことも特徴の一つです。症状は1~2か月間ほど毎日のように起こり、この期間を群発期と呼びます。

群発頭痛 仕組み

群発頭痛 仕組み

群発頭痛は、脳の視床下部という場所が関係して起こると考えられています。何らかの原因によって視床下部が刺激を受けると、頭部に分布する三叉(さ)神経という神経が痛みを感じます。そのために、三叉神経がつながっている目の奥の辺りに激痛が起こります。

このとき、目につながっているけい動脈という血管が拡張することも、痛みに関係していると考えられています。
また、三叉神経とつながっている副交感神経が興奮するために、目が充血する、涙や鼻水が止まらないなどの症状も起こります。三叉神経は、頭の左右に分かれて分布しているため、症状は顔の片側だけに起こります。

群発頭痛の特徴

群発頭痛の特徴

群発頭痛が起こると、痛みだけが理由ではなく、興奮した状態になって動き回ったり、気分が落ち着かなくなったりします。群発頭痛の症状は1~2時間ほど続き、夜から明け方に起こることが多いとされています。

特に、眠ってから2時間ほどで起こることが多くみられます。また、毎日ほぼ同じ時間帯に起こるのが特徴です。これは視床下部がつかさどる体内時計が影響しているためと考えられています。
群発頭痛は、1回の群発期で治まる場合もありますが、典型的なケースでは10年以上にわたり、半年~2年おきに群発期を繰り返します。

群発頭痛が疑われる場合は、神経内科や脳神経外科を受診してください。特に、初めて激しい頭痛が起こった場合、または、症状が片側だけでない場合や涙や鼻水が出ない場合、1~2時間で症状が治まらない場合など、群発頭痛に典型的でない症状があるときは、注意が必要です。

こうした場合は、くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍など重大な脳の病気が原因で激しい頭痛が起こっている可能性もあるので、直ちに神経内科や脳神経外科、救急外来などを受診してください。医療機関では、MRI(磁気共鳴画像)検査などの画像検査で脳の状態を調べたうえで、原因となっている病気を診断します。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年6月号に詳しく掲載されています。

きょうの健康テキスト
テキスト発売中
購入をご希望の方は書店かNHK出版お客様注文センター
0570-000-321まで
くわしくはこちら