「糖尿病網膜症」治療は血糖コントロールが基本

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糖尿病網膜症の治療

糖尿病網膜症の治療

糖尿病網膜症の治療の基本は、糖尿病の治療と同じく、血糖コントロールをしっかり行うことです。指標となるHbA1c[ヘモグロビン・エーワンシー]を7.0%未満に維持します。同時に、高血圧、脂質異常症の治療や禁煙に取り組みます。

糖尿病網膜症は、進行の程度によって大きく「単純網膜症」、「増殖前網膜症」「増殖網膜症」の3つに分けられます。軽度の単純網膜症の段階では、こうした全身治療を行って進行を抑えます。
増殖前網膜症や増殖網膜症に進むと、血糖コントロールなどの治療と合わせて眼科的な治療が必要です。網膜の血管が詰まった部分にレーザー光線を当てる「網膜光凝固術」が行われます。新生血管によって硝子体出血や網膜剥離が続出して視力が低下するのをできるだけ防ぐことを目的とした治療で、網膜が元に戻るわけではありません。

網膜光凝固術

硝子体出血や網膜剥離を伴う場合は、出血を除去したり、剥がれた網膜を治療したりする「硝子体手術」を行います。その後に、網膜光凝固術を行って網膜を焼き固めます。

手術