変形性膝(ひざ)関節症の進行度と症状とは(軽度・中等度・重度)

更新日

変形性膝関節症ひざ痛足・脚関節

あなたのひざはどの段階?変形性ひざ関節症の進行度と症状

あなたのひざはどの段階?

変形性ひざ関節症は進行度によって症状が変化します

上のひざのエックス線写真を見ると、「軽度」では、骨と骨のすき間が少し狭くなり軟骨が減っているのがわかります。軽度の場合、「立ち上がるときに痛む」、「ひざがこわばる」、「動き始めに痛む」などの症状が現れます。

「中等度」では、関節軟骨や半月板がすり減り、骨と骨のすき間がさらに狭くなります。中等度の場合、ひざを完全には曲げられず「正座しにくい」、「階段の上り下りでひざが痛む(特に下り)」「ひざに水がたまる」などの症状が現れます。

「重度」になると、軟骨や半月板がほとんどなくなり、骨がむき出しになって、骨と骨が直接触れ合うようになります。
重度の場合、ひざ関節の変形も進み、痛みが強くなります。「じっとしていても痛む」、「ひざの曲げ伸ばしが難しい」、「歩くときにひざが横揺れする」、「歩行困難」などの症状が現れます。

ひざ痛があって一度も検診を受けたことがない人、もしくは、少しでも違和感がある人は、整形外科を受診することをお勧めします。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年4月 号に掲載されています。

きょうの健康テキスト
テキストのご案内
※品切れの際はご容赦ください。
購入をご希望の方は書店かNHK出版お客様注文センター
0570-000-321 まで
くわしくはこちら

この記事は以下の番組から作成しています

  • きょうの健康 放送
    ひざ痛 改善の極意「警戒!変形性ひざ関節症」