脳腫瘍の診断・手術方法と、悪性脳腫瘍の再発後の治療法を徹底解説

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脳腫瘍 麻痺(まひ)がある 言葉が出ない 頭痛 言葉が出ない 頭痛 脳・神経

脳腫瘍の手術

機能温存のための脳腫瘍の手術

脳腫瘍の手術法の進歩によって、以前よりも腫瘍を広く安全に切除できるようになってきています。また腫瘍をできるだけ広く切除しながら、脳の機能を保つことができる手術が行われるようになっています。

覚醒下手術

覚醒下手術
画像:国立がん研究センター 脳脊髄腫瘍科 成田善孝

覚醒下手術は、言葉や運動の機能を温存するため、患者さんと対話をしながら、脳の言語をつかさどる部位などを避けて行う手術法です。

術中脳波・筋電図モニタリング

術中脳波・筋電図モニタリングは、脳や手足を刺激して脳波や筋電図を記録することで、手足の運動機能を温存し、まひが残らないようにします。

術中蛍光診断

術中蛍光診断の実際の映像

術中蛍光診断は、手術前に特殊な薬をのむことで、光を当てると腫瘍が赤く光るようにして行います。腫瘍の場所がわかりやすくなり、より的確に切除しやすくなります。

術中MRI

術中MRIは、MRIで脳内に残っている病変を確認しながら手術を行うことで、腫瘍の取り残しを防ぐのに役立ちます。

悪性脳腫瘍の症状を知って早期発見する方法

悪性脳腫瘍「神経膠腫」の手術後の治療

悪性脳腫瘍「神経膠腫」の手術後の治療

悪性脳腫瘍の中でも、特に大半を占める神経膠腫(こうしゅ)の場合は、手術で腫瘍を全て取り除くことができないので、残った病変を小さくしたり、大きくなるのを抑えたりするために、手術後も放射線治療や抗がん剤による治療が行われます。放射線治療は、正常な脳組織に影響しないように少量の照射を週5回行い、それを6週間続けます。

神経膠腫のなかでも悪性度がもっとも高い膠芽腫(こうがしゅ)に対しては、抗がん剤による治療も行われます。テモゾロミドという薬を1年間服用し、病気の状態によってはベバシズマブという薬が追加されることもあります。これらの治療を終えたあとも、脳の状態や再発の有無を確認するために、定期的にMRIによる画像検査を受ける必要があります。

悪性脳腫瘍の再発と転移

悪性脳腫瘍はほかの部位に転移することは、ほとんどありませんが、再発することはあります。悪性脳腫瘍は治療から20年後でも再発する場合があるので、ほかのがんとは異なり、少なくとも治療後10年間は1年に1回は検査を受け確認することが大切です。

悪性脳腫瘍が再発した場合

再発した場合は、手術や放射線治療を再度行ったり、抗がん剤の追加や変更をして治療します。再発に対する新薬や治療法の開発が進められており、がんセンターや大学病院など、より専門的な施設を受診し、新薬の治験を含めた最新の治療を受けることが勧められます。

悪性脳腫瘍の主なタイプについて詳しくはこちら

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年4月号に詳しく掲載されています。

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  • きょうの健康 放送
    シリーズ よく知られていないがん「悪性脳腫瘍」