悪性リンパ腫の治療 タイプに合わせて薬物療法を中心に、放射線療法や自家移植などを組み合わせて行われる

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悪性リンパ腫の治療

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療法

悪性リンパ腫は、がん化するリンパ球の種類やがんの発生部位などにより、何十種類ものタイプに分類されます。日本で最も多いのはびまん性大細胞型B細胞リンパ腫で、次いでろ胞性リンパ腫やMALTリンパ腫などが多く見られます。

治療法はタイプによって異なり、薬物療法を中心に、放射線療法、造血幹細胞移植などを組み合わせて行われます。悪性リンパ腫の移植治療では、患者さん本人の血液成分を用いる自家移植が多く、他人から提供される同種移植と比べて効果が高いのが特徴です。タイプによっては合併症の治療などのために手術をする場合もあります。

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療では、リツキシマブという分子標的薬に従来の抗がん剤を組み合わせたR-CHOP療法と呼ばれる薬物療法が行われています。リツキシマブを使用した療法は抗体療法と呼ばれ、現在ではほかのタイプにもよく用いられます。こうした薬物療法により、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫では患者さんの6~7割程度が治癒します。

ただし、効果が不十分な場合や再発する場合もあります。再発した場合には、ほかの薬を使った治療のほか、65歳以下であれば自家移植が勧められます。自家移植により治癒も十分期待することができます。

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