レビー小体型認知症の特徴と症状チェック

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レビー小体型認知症とは

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は、比較的新しく発見された認知症で、変異したたんぱく質のかたまり(レビー小体)が脳の神経細胞を壊すことで起こります。レビー小体型認知症は、特に75歳以上の高齢者で発症することが多く、最近では、認知症患者の約1割で、国内に50万人以上とする説もあります。

レビー小体型認知症の症状チェック

レビー小体型認知症の初期症状について、次の5つの項目をチェックしてみましょう。

  1. 実際にはいないのに、「知らない人がいる・虫がいる」などと訴える
  2. ぼんやりとはっきりの差が激しい
  3. 小刻みにたどたどしく歩き、よく転びそうになる
  4. 睡眠中、大声で寝言を言ったり、手足を激しく動かしたりする
  5. 落ち込むことが多くなった

レビー小体型認知症 初期症状チェック
レビー小体型認知症 初期症状チェック

この5つの項目に2つ以上当てはまると、レビー小体型認知症の可能性が疑われます。レビー小体型認知症は、アルツハイマー病と比べて進行が早いため、早めに医療機関を受診することが大切です。専門医が近くにいない場合は、まず「認知症疾患医療センター」「認知症サポート医」に指定されているかかりつけ医を受診するとよいでしょう。

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レビー小体型認知症の症状の特徴

レビー小体型認知症では、他の認知症とは異なる特徴的な症状が現れます。

幻視

「幻視」は、最も特徴的な症状で、実際にはいないのに「知らない人がいる」「虫がいる」などと訴えるものです。特に、暗がりで見えやすく、「床が水で濡れている」「煙が出ている」などと訴えることもあります。幻視は、脳の「視覚連合野」という部分が障害されるのが原因と考えられています。

認知の変動

ぼんやりしているときとはっきりしているときの差が激しい「認知の変動」を繰り返すのも特徴です。一日の中で変動することもあれば、数日の周期で変動することもあります。

パーキンソン症状

小刻みにたどたどしく歩き、よく転びそうになる「パーキンソン症状」は、脳の障害により運動機能が悪くなる症状です。

レム睡眠行動異常症

睡眠中、大声で寝言を言ったり、手足を激しく動かしたりするのは「レム睡眠行動異常症」といって、夢を見ているレム睡眠のときに起こります。
通常、レム睡眠時は筋肉が緩んでいるため、脳からの指令が体に届きませんが、レビー小体型認知症では筋肉がうまく緩まないため、夢に合わせて叫んだり、手足が動いたりしてしまいます。また、起きた直後に寝ぼけて夢の続きの話をすることもあります。

うつ症状

落ち込むことが多くなる「うつ症状」は、うつ病と同様、前頭葉の障害と関係しています。