B型ウイルス性肝炎の治療はインターフェロンと投薬のどちらで行うのかわかりやすく解説!

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B型肝炎治療で最初に行われる抗ウイルス薬の服用

核酸アナログ

『B型肝炎 主な感染経路』はこちら

肝がんを招く原因の一つ、B型肝炎の治療には、核酸アナログ製剤という抗ウイルス薬の内服と、インターフェロンの注射があります。現在、最初の治療として選択されるのが、抗ウイルス薬の服用です。

B型肝炎ウイルスは、非常に強力なウイルスのため、抗ウイルス薬でも死滅させることができません。そのため、抗ウイルス薬はウイルスを体内でおとなしくさせることを目的として服用するので、長期間のみ続けなくてはなりません。現在、4種類の抗ウイルス薬が使われていますが、なかでも耐性ウイルスの出にくいエンテカビルテノホビルが優先して使用されています。

現在は、5種類の薬が保険適用されています。第一選択がエンテカビル、テノホビル ジソプロキシルフマル、そして、テノホビル アラフェナミドフマルは、2017年から新たに第一選択で使えるようになりました。(※2018年7月24日(火)放送の情報)

効果が見られる場合は、抗ウイルス薬を使い始めて2~3週間から半年ほどで、B型肝炎ウイルスが減少し、肝機能が改善してきます。その後も数年から十数年にわたり、のみ続ける必要があります。

のみ忘れたり、自己判断で中断したりするとウイルスの活動が活発になり、一度のみ忘れただけでも薬が効かない耐性ウイルスが現れる危険があるため、抗ウイルス薬の服用はしっかりと忘れず継続することが大切です。

抗ウイルス薬で改善しない場合に行われるインターフェロン治療

抗ウイルス薬による治療で、あまり効果がみられないときは、インターフェロン治療が行われるケースがあります。インターフェロン治療では、ウイルスの増殖を抑える働きのあるたんぱく(インターフェロン)を注射によって補充します。週に1回の注射を48週間行いますが、ウイルスを抑え込むことができれば、治療はその時点で終了となります。

インターフェロン治療で改善した場合、患者さんの3~4割は薬の服用をやめることができます。ただ、ウイルスが死滅したわけではないので、それ以降も半年に1回の検査を受ける必要があります。

『Q&A肝臓病』はこちら

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年7月号に詳しく掲載されています。

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