日中の強烈な眠気を何とかしたい!ナルコレプシーの治療

更新日

「薬」と「生活改善」で症状を改善!治療は続けることが大切

ナルコレプシーの治療

残念ながら、ナルコレプシーの根治的な治療は現時点では存在しません。しかし、対症的な治療を続けることで、強い眠気などの症状を改善することができます。治療は「薬」「生活習慣の見直し」です。

【薬】現れる症状によって選択が異なる

薬

ナルコレプシーの薬には、主に「中枢神経刺激薬」「三環系抗うつ薬」の2つがあります。

ナルコレプシーの特徴的な症状のひとつに、日中の耐え難い強い眠気と居眠り(睡眠発作)があります。

「睡眠発作」がある人は、中枢神経刺激薬 「モダフィニル」を服用します。モダフィニルは朝1回のんで、効果は約12時間続きます。副作用は、投与初期に頭痛が生じることが比較的多く、次いで動悸(どうき)、吐き気、食欲低下などが起きることがあります。どの症状も次第に軽くなる場合が多いといわれています。

「睡眠発作」に加え、強い感情的な刺激によって起こる「情動脱力発作」がある人は、モダフィニルのほかに、少量の三環系抗うつ薬「クロミプラミン」を1日1回服用します。クロミプラミンの主な副作用は、便秘・口の渇き・目のかすみ。最初は少量から開始して、1~2週間かけて徐々に用量を増やすことで、副作用を軽減することができます。

生活習慣の見直し 4か条~積極的に睡眠をとることで症状軽減

生活習慣の見直し

ナルコレプシーの治療では、「生活習慣の見直し」も非常に大切です。症状を和らげるには、次の4か条を意識しましょう。

  1. 十分な夜間睡眠をとり、規則的な生活を心がける
  2. 昼休みなどに積極的に短時間の昼寝をする
  3. 可能であれば、数時間に1回ずつ計画的に15分程度の昼寝をする
  4. カフェインを適宜摂取してもよい

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年3月号に詳しく掲載されています。

きょうの健康テキスト
テキスト発売中
購入をご希望の方は書店かNHK出版お客様注文センター
0570-000-321まで
くわしくはこちら