ナルコレプシーの診断 検査でわかる睡眠の状態

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2つの検査でナルコレプシーを診断~PSGとMSLT~

終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
反復睡眠潜時検査(MSLT)

ナルコレプシーの検査は、夜間から翌日夕方頃までかけて検査を行うため、最低1泊の入院が必要です。検査では "とにかく眠る"ことで、睡眠の状態を調べます。ナルコレプシーには、睡眠中にも現れやすい特徴があります。

ナルコレプシーを診断する検査は、主に2つあります。

1つ目は、「終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)」。夜間の睡眠状態を評価する精密検査です。この検査では、睡眠中のさまざまな生体情報を同時に記録することができます。

2つ目は、「反復睡眠潜時検査(MSLT)」。日中の眠気を評価する精密検査です。通常、PSGを施行した翌日に4~5回行います。脳波・あごの筋肉、顎筋電図・眼球運動の測定を行い、「入眠までの時間」の測定と、「レム睡眠の出現の有無」を測定します。

健康な人の場合、眠りにつくまでの時間の平均は8分以上ですが、ナルコレプシー患者の場合は数分以下と、有意に早いのが特徴です。また健康な人では、入眠直後の寝入りばなには、眠りの浅い「レム睡眠」は観察されませんが、ナルコレプシー患者の場合は現れやすくなっています。またナルコレプシー患者では、眠っている間にもレム睡眠が多く、途中で目が覚める「中途覚醒」が起こりやすいことも特徴です。

【検査機関を探す】日本睡眠学会のホームページから認定医療機関へ

ナルコレプシーの検査を受けられる施設は、日本睡眠学会のホームページから検索することができます。「認定医療認定リスト」「認定機関」の順で進むと、認定医療機関のリストが表示されます。(2018/3現在)

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年3月号に詳しく掲載されています。

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