アレルギー性の肺炎(過敏性肺炎) 有効な治療と対策は

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アレルギー性の肺炎(過敏性肺炎)の自分でできる対策

自分でできる対策
自分でできる対策

過敏性肺炎の対策の基本は、アレルギーの原因物質を吸い込まないことです。

鳥関連過敏性肺炎であれば、羽毛製品の使用や鳥の飼育をやめ、駅や公園などの野鳥や鳥のフンもできるだけ避けます。また、冬の満員電車などはダウンジャケットを着ている人が多いので、注意が必要です。そうした状況を避けられない場合は、N95という規格の防塵(ぼうじん)マスクを使うことがすすめられます。

夏型過敏性肺炎の場合は、風呂場など湿気の多い場所の排水や換気を改善したり、カビが生えやすい腐った木材を除去したりします。自宅のリフォームがすすめられる場合や、それが無理な場合は引っ越しが必要になることケースもあります。

加湿器やエアコンが原因であれば、清潔に保つようにします。加湿器は細菌やカビが繁殖しにくい加熱式を選び、まめに水の交換と掃除を行うようにします。

牧草の細菌、塗料、きのこの胞子などに日ごろ接する頻度が高ければ、接する際に防塵マスクを使用します。

薬による治療

過敏性肺炎 薬による治療

急性過敏性肺炎が軽度の場合は、原因物質を避けるために入院し、羽毛の処分やリフォームなどの対策を講じることで治ります。中等度以上では、のみ薬のステロイド薬を短期間使用します。呼吸困難を起こしている場合は入院し、点滴で多量のステロイド薬を3日間ほど投与するステロイドパルス療法を行います。

慢性過敏性肺炎の場合は、アレルギーの原因物質を避けても症状が進行することがあります。その場合は入院し、ステロイド薬や免疫抑制薬ののみ薬を使用したり、点滴で投与を受けます。

重症になると、呼吸困難が改善しないことがあり、その場合は、酸素を供給する機器から吸入する在宅酸素療法を行うこもがあります。

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詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年1月号に詳しく掲載されています。

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