命に関わる場合もある危険な胆石 「総胆管結石」とは?

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危険な総胆管結石とは?

総胆管結石は、胆のうと十二指腸をつなぐ管、「総胆管」にできる胆石です。胆石全体のおよそ1割程度を占めるといわれています。結石が総胆管をふさいで胆汁が流れなくなると、細菌が繁殖し、「急性胆管炎」という状態になることがあります。
急性胆管炎になると、全身に細菌がまわり、敗血症を引き起こすおそれがあります。治療が遅れると命に関わることもある非常に危険な状態で、一刻も早く治療を行う必要があります。

総胆管結石の治療

総胆管結石は、内視鏡または腹腔鏡で治療が行われます。

内視鏡の場合、口から内視鏡を入れて十二指腸まで進め、内視鏡の先端からワイヤーでできたバスケットを出し、総胆管へ送り込みます。そのバスケットで結石をつかみ、大きい結石の場合は、総胆管の中で砕いて取り出します。総胆管をふさいでいた結石がなくなると、細菌が繁殖した胆汁は十二指腸に流れ、最終的には便と一緒に排泄されます。

さらに、最近の研究で、総胆管結石は内視鏡で治療を行うより、腹腔鏡手術で治療を行うほうが再発が少ないことがわかってきました。そのため、最近は60代くらいまでの患者であれば、腹腔鏡手術を検討することも増えています。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2017年11月号に詳しく掲載されています。

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