線維筋痛症 全身の痛み

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線維筋痛症とは?

線維筋痛症とは?

線維筋痛症は、全身に激しい痛みが繰り返し起きる病気です。日本では推定200万人いると言われていて、特に30~60代の女性によく見られます。認知度が低く理解不足のため、適切な医療を受けられない方や、痛みの苦しさを周囲にわかってもらえず苦しんでいる方も少なくありません。
痛みの原因はまだはっきりとわかっていませんが、セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなどの痛みを抑える物質が十分に機能していないからだと考えられています。過労、けが、病気、事故、手術、妊娠、出産などの肉体的ストレスと、人間関係、仕事、介護、離婚などの心理的ストレスが要因だと考えられています。

治療方法

治療方法

治療法は、薬物療法非薬物療法があり、この2つを組み合わせていくことが大切です。薬物療法では、2012年に神経性疼痛[とうつう]緩和薬のプレガバリン、2015年に抗うつ薬のデュロキセチンが健康保険の適用になりました。薬物療法で痛みを6割ほど軽減させることができますが、線維筋痛症の原因であるストレスを解決するために非薬物療法が大事になってきます。日常生活では頑張りすぎず、筋肉に負担をかけない工夫をしましょう。目安として30分体を動かしたら10分は休みましょう。また、散歩やラジオ体操などの軽めの運動は痛みを和らげるのに効果的です。ほかに心理的ストレスを緩和するために心理療法も行われています。線維筋痛症の治療は、リウマチ科、心療内科などで行われています。医療機関は「日本線維筋痛症学会」のホームページで探すことができます。

病気をよく理解する

線維筋痛症の痛みは命を奪ったり後遺症を引き起こすことはありません。
そのことをしっかりと理解し、前向きな気持ちを持ち続けることが大切です。そのためにも家族や友達などの周囲の方の理解と協力が非常に重要になってきます。患者の苦痛の存在を受け入れ、苦しみを共感することを心がけましょう。