生活習慣との関わりの深いがん「食道がん」とは

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食道がんとは

食道がんとは

食道とは消化管の一部で、口から入った食べ物を胃に送る際に通る管状の器官です。のどから胃の入り口までの約25cm、厚さ4mmほどの臓器で、粘膜や筋肉の層で構成されています。食道がんとは、この食道の粘膜からできてくるがんです。
食道がんの大きな原因の一つは生活習慣です。特に日本人の場合は、飲酒と喫煙が大きな原因であることがわかっています。そのため、2017年6月に改訂された「食道がん診療ガイドライン」にもそのリスクが記載されています。また、熱いものや辛いものが好きだったり、野菜や果物をあまり食べなかったりすることも、食道がんの発生に影響していると考えられています。

食道がん発生のしくみ

食道がん発生のしくみ

生活習慣が食道がんに影響を及ぼすのは、食道が食べたものに直接触れる器官だからといえます。
口から入った食べ物は、食道の筋肉が収縮することで胃へ送り込まれるためアルコールやたばこ、熱いものや辛いものなどの刺激を受けると、食道の細胞の遺伝子が傷つきやすくなります。何度も傷つくと、次第に修復しきれなくなり、がん細胞が発生します。がん細胞ができても通常は免疫の働きで排除できますが、リスクを高める生活習慣が多いほど、がん細胞も多く発生するため、排除しきれなくなり、塊となってがんを発症します。