ネット依存とは

ネット依存とは、「勉強や仕事といった生活面や体や心の健康面などよりもインターネットの使用を優先してしまい、使う時間や方法を自分でコントロールできない」状態のことを指します。最近では、特に中高生のネット依存が問題で、ネット依存が疑われる中高生は約51万8千人と推計されています。
現在、医学的なネット依存についての定義はまだ定まっていません。しかし、ネットの中でもゲームに依存する方が非常に多いことから、米国精神医学会が、「インターネットゲーム障害」の暫定的な診断基準を示しています。
久里浜医療センターでは、「ネットの過剰使用」が認められ、それによって「明確な体や心の問題が生じている」、もしくは、「明確な家族的、社会的問題が生じている」場合をネット依存と診断し、治療を始めます。