薬の副作用

アセチルコリンを減少しにくくする作用を持つ、ドネペジルやガランタミン、リバスチグミンの主な副作用は、吐き気やおう吐、下痢などの消化器症状で、脈拍が遅くなることもあります。薬の使い始めや増量後などにイライラしたり、興奮したり、攻撃的になる場合もあります。副作用が現れた場合は、早急に医師に相談します。イライラや興奮には、気持ちを穏やかにする効果のあるメマンチンの併用などに替えて対応します。
メマンチンの主な副作用は、ふらつき、眠気、頭痛、血圧上昇、便秘、食欲不振などです。高齢でふらつきや眠気などの症状が出た場合は、転倒や骨折の危険があります。ふらつきや眠気は、少量の薬を夕食後1回服用して予防します。それでも症状が出る場合は、薬の量を減らすなどします。