遺伝性不整脈3 子どもに多い心室頻拍「カテコラミン誘発多形性心室頻拍」とは?

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カテコラミン誘発多形性心室頻拍とは

カテコラミン誘発多形性心室頻拍とは

カテコラミン誘発多形性心室頻拍は、運動中に突然死することがある心臓の病気です。運動をきっかけとして心室頻拍が現れ、心室から血液を十分に送り出せなくなり、失神や突然死を起こします。子どもに多く、10歳前後によく発症し、学校の運動会に倒れて亡くなることもあります。
通常の心電図検査では異常が現れにくいため、発見するのが難しい病気です。そのため、この病気の診断には、運動負荷試験という運動負荷を加えた心電図検査を行う必要があります。危険を伴う検査のため、遺伝性不整脈に詳しい医療機関で受けるようにします。

カテコラミン誘発多形性心室頻拍の治療

治療にはβ遮断薬が使われ、効きにくい場合にはフレカイニドという薬を併用します。
また、植え込み型除細動器を使用することもあります。これは、鎖骨の下の皮下に小型の機器本体を植え込み、心室細動が起こると自動的に電気ショックを送り、拍動を正常に戻す装置です。
発作が起きないよう、日常生活において厳重な運動制限も行います。