脂質異常症の対策2 薬の治療

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脂質異常症の薬物療法

脂質異常症の薬物療法

脂質異常症と診断されたときは、まず食事や運動など、生活習慣の改善が大切ですが、効果があまりみられない場合は薬による治療が行われます。ただし、狭心症や心筋梗塞のリスクが高い場合には、早めに薬物療法を行います。
使用される薬は、悪玉のLDLコレステロールの値を下げるものが中心で、スタチンが最もよく使われます。スタチンの効果が不十分の場合は、エゼチミブ、レジン、プロブコール、ニコチン酸誘導体などが使われます。
さらに、PCSK9阻害薬という作用の異なる薬が2016年に登場しました。スタチンと併用することで非常に大きなLDLコレステロール低下効果が認められています。
中性脂肪の値を下げるにはフィブラート系、ニコチン酸誘導体、EPA製剤、ω-3脂肪酸エチルなどの薬が使われます。
これらの薬による副作用は、ほとんどが軽いものですが、スタチンには横紋筋融解症という重い副作用があります。これは筋肉の細胞がダメージを受けて腎臓の機能が悪化するというものですが、非常にまれな副作用なので、過剰な心配は必要ありません。