家族性高コレステロール血症の治療

更新日

薬を使った治療法

薬を使った治療法

家族性高コレステロール血症と診断されたら、LDLコレステロール値100未満を目標に治療します。治療は、薬が積極的に使われます。まず、コレステロールの合成を抑えるスタチンが使われます。ただ、スタチンだけでは治療効果が不十分な場合が多く、その場合にはコレステロールの吸収を抑えるエゼチミブ、LDLの酸化や黄色腫を抑えるプロブコール、胆汁酸の吸収を抑えるレジンなどを併用します。
2016年に登場した薬が、PCSK9阻害薬(エボロクマブ、アリロクマブ)です。2~4週間に1回注射する薬で、スタチンと併用して使用します。日本人には特に効果があり、スタチンとの併用で、スタチン単独の場合に比べ、LDLコレステロール値が平均7割近くも下がることがわかっています。
まれですがホモ型という重症のタイプの場合は、血液からLDLを除去する治療も行います。最近では、ロミタピドという新薬がホモ型にも効果があると注目が集まっています。

薬による治療だけでなく、生活の改善も大切です。食べ過ぎや運動不足、肥満などが重なると、さらにLDLコレステロール値が上がってしまうので、動物性脂肪やコレステロールを制限しましょう。また、喫煙は動脈硬化を進行させるので禁止します。

薬を使った治療法